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やりこみがいがあり過ぎる人生を攻略する。

カタンから学ぶ人生:その1

 私、ボードゲームは数年前から人狼を中心に遊んでいます。今猛烈に熱いのは「カタンの開拓者」です。何を今さら、とも言うべき超名作ゲームなので、これがどんなゲームなのかは様々なサイトで書かれておりますので興味のある方は是非ご一読ください。

 

以下Youtube

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 さて、自分なりに感じることとしては、面白いゲーム、古来から生き残っているゲームというものは、「人生」をそのゲームを通して学べる、語れるかどうか、ということだと思っています。

 カタンというゲームのエッセンスを自分なりに解釈しますと、<勝利点(得点)を、資源を交換して手に入れるゲーム>というもので、勝利点という「目的」に対して、資源を交換するという「手段」を駆使してアプローチしていくゲームともいえます。

 目的に近づく手段となる資源を手に入れるためには、その資源を獲得するための陣地、すなわち自分の「立ち位置の確保」、ダイスの目という「運」、それを他人と「交換」することが必要です。

 しかし、立ち位置は自分で決められるけれども、他のプレイヤーの存在で必ずしも自分の求めるポジションにつけるとは限りませんし、ダイスの目はコントロールできません。その中でできることは、少しでも資源獲得率の高いところを「選択する」ことだけです。

 そして資源の価値はゲームの進行と共に変化します。ゲームの序盤に必要な資源と終盤に必要な資源は違ったものになっていくのです。資源イコール金、と考えるならば、これはすなわち、与えられる金は最初から「不平等」であり、運という「理不尽」に左右され、その価値は一定ではなく、そして人から人へ渡り歩くものなのです。

 その本質を追求すると、金というものは結局何かを手に入れる手段であり、実は金そのものに価値があるわけではないということも、このゲームを通して感じることができます。

 この部分だけでも、このゲームから得られる人生の教訓として金というものの本質は手段=ツールであるということを実感できるでしょう。

 やりこめばやりこむほど発見が多いゲームなので、今後ともこうした気づきをまとめていきたいと思っています。